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慢性閉塞性肺疾患(COPD)

肺の機能が低下し呼吸が困難になる慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)の患者が増えている。わが国における二〇〇三年のCOPDによる死者は約一万三千六百人で、死因の第十位。この二十年間に倍増した。最大の原因はたばこで、喫煙の影響は長期的に表れるため、喫煙率が高い日本では今後も患者が増えると懸念されている。参考資料

COPDは放置すると症状が進行する。早期に発見し、適切な治療で肺機能の低下を抑えることが最も重要だ」と福地義之助・順天堂大客員教授は指摘する。

COPDは、たばこの煙などに含まれる有害な粒子によって気管支に炎症ができ、空気の通り道(気道)が狭くなるとともに、肺胞が破壊されて弾力性を失った状態で、十分な量の呼吸ができなくなってくる。
 以前は慢性気管支炎と肺気腫という二つの病気に分類されていたが、一九九五年からCOPDという一つの病気に統一された。

世界保健機関(WHO)によると、世界では年間約二百七十万人が死亡し、死因の第四位。発症原因の80-90%は喫煙とされ、発展途上国では室内でまきや石炭を使うことも原因となる。






患者推定500万人

通常は四十歳以上で発症する。初期には症状がないことが多いが、進行するとせき、たん、のどがぜいぜいとなる喘鳴(ぜんめい)などの症状が出る。特に階段の上り下りなど体を動かしたときに息切れするのが特徴だ。
 福地教授は「四十歳以上で喫煙歴があり、息切れやせきなどの症状がある人は、肺の機能を測るスパイロメトリー検査を受けてほしい」とアドバイスする。

 ただし、息切れやせきがあっても「年齢のせい」と考えて、医療機関を受診しない人が多いのが実情だ。二〇〇一年に四十歳以上の男女約二千七百人を対象に実施した疫学調査では、COPDの有病率は85%。全国で五百万人以上の患者がいると推定されているが、実際に治療を受けているのはうち数%しかいないとされる。

進む薬物治療

症状が進行すると、体を動かせないために筋肉や循環機能の低下が進む悪循環となり、患者の生活の質(QOL)は著しく低下する。インフルエソザや肺炎などの感染症になりやすく、高齢者は特に危険が増す。治療はまず禁煙。薬物治療で症状を緩和させ、肺の機能を維持する運動療法などを行う。昨年十一月には、二十四時間効果がある長時間作用型気管支拡張剤チオトロピウムが国内で承認された。
 今年九月にコペンハーゲンで開催された欧州呼吸器学会では、チオトロピウムの長期投与による肺機能低下抑制の効果や、他の薬剤との併用療法の臨床試験が報告され、注目を集めた。 同学会に参加した福地教授は「薬物療法の進歩、診療ガイドラインの策定で治療は大きく進みつつあり、早期発見がますます重要になっている」とし、喫煙の害とCOPDの知識を普及させる必要があると話している。

呼吸器機能が低下してくると全細胞が酸素不足に陥ります。 まずは、少ない酸素いかに効率よく細胞まで運ぶかを、考えると予防や治療には、霊芝サメミロンをお勧めしています。